STUDY ON CHARACTERISTICS OF RESIDUAL STRENGTH OF RC BEAMS WITH DEFECTIVE ANCHORAGES DUE TO CORROSION OF REINFORCEMENTS

2011 
本研究では,鉄筋腐食により主鉄筋の定着不良を生じたRCはり部材の曲げ耐荷性状およびせん断耐荷性状評価を目的として,断面諸元,鉄筋腐食レベルなどが異なるRCはり部材に対して曲げ載荷実験を実施した.主鉄筋軸方向ひずみ分布性状に基づき,設計時からの耐荷機構の遷移や耐荷性状について検討を行った結果,主鉄筋の付着劣化に伴い,主鉄筋を介して,荷重が支点外側の領域まで伝達した場合,はりの耐荷機構が梁機構からアーチ機構に変化した.その際の耐荷性状は定着性能およびa/dに大きく影響することが明らかとなった.また,定着不良を考慮した腐食RCはり部材の残存耐力算定式を提案し,断面諸元,荷重条件によらず既往の実験結果を概ね評価可能であることを示した.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    2
    References
    1
    Citations
    NaN
    KQI
    []