Analyzing homepages of patent offices

2001 
特許情報へのアクセスは,紙から電子媒体への転換が進み,電子媒体の分野においては,CD-ROMのような可般電子媒体,インハウスデータベース,外部商用データベースから,次第にインターネット・ウェブへの依存度が高まりつつある。その中でも,各国特許庁のホームページは,最新の重要かつ豊富な特許情報を公開しており,これからの特許管理は,ウェブサイトへのアクセスを知らなければ語れなくなってきた。ウェブ上に開示される情報は,その全容を見ることができないほど多岐にわたる。インターネットという媒体の特性から,リンクされる情報量の多さ,また,更新・改良される早さを考慮すると,必要な情報へのアクセス能力を向上するためには,そのホームページの構成を理解することが最も近道である。そして,常に情報の受け手が意識的に変化の流れをキャッチアップしていくことが不可欠である。今回は,米国特許商標庁のホームページの全体的な構成を解析する。このホームページの全貌を見ると,米国におけるプロパテント政策の成功の理由を垣間見ることができる。行政のアナウンスにとどまらず,発明者個人という観点からの財産権保護,子供から学校の教師をも対象の教育など,そのバラエティの多さと裾野の広さは,米国の用意周到なレベルの高い取り組みを伺わせる。また,同時に「インターネット」という新しい時代の脅威を感じる。
    • Correction
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []