Dead forms of canopy trees and regeneration process in Tadasu-No-Mori Forest( THE 38TH SCIENTIFIC RESEARCH MEETING)

2007 
ギャップ更新の視点から,下鴨神社糺の森において林冠木の枯死形態と跡地への木本実生の侵入と定着の状態について調査を行い,各樹種の更新状況を検討した。その結果,林冠木の枯死形態はその後の実生の定着に影響をおよぼしてはいなかった。林床で見られた実生のうち,シュロの個体数が最も多く,また高木性樹種ではアラカシの実生が多数みられた。このことから今後アラカシが高木層の優占種となる可能性が高いと考えられた。林冠層での優占種ニレ科樹木では,ムクノキ,ケヤキで実生個体数が少なく,最優占種であるクスノキの実生密度も低い値であった。これは林冠木の枯死跡地であっても,その天空率の平均値が非常に低いことが理由として考えられた。
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