PREOPERATIVE ASSESSMENT OF CEREBRAL BLOOD FLOW FOR INVASIVE CANCER TO THE CAROTID ARTERY

2000 
頸動脈浸潤癌の7例に頸動脈切除後の脳血流を術前に評価する目的で内頸動脈バルーン閉塞試験が行われた。患者の耐性が神経症状, 血管造影, 脳波, 3例は99mTc-HMPAO脳血流SPECTにより評価された。閉塞試験中, 6例は良好な側副血行を認め, 神経症状や脳波の変化も認めなかったが, 99mTc-HMPAO SPECTでは3例中1例に閉塞側の低灌流域が認められた。99mTc-HMPAO SPECT像で対称的な灌流を示した1例に内頸動脈永久閉塞が行われたが脳虚血合併症は起こらず, 閉塞後の123I-IMP SPECTによる脳血流量は40ml/100g/分以上であった。閉塞試験に耐えた6例中3例が頸動脈切除を受け, 2例は血行再建術は行わず, 1例に大伏在静脈移植が行われた。いずれも脳虚血合併症は生じなかった。内頸動脈バルーン試験閉塞下99mTc-HMPAO SPECTによる術前脳血流評価は頸動脈血行再建術の適応決定に有用であることを示唆している。
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