A case of systemic lupus erythematosus associated with thrombotic thrombocytopenic purpura manifestating homonymous hemianopsia

1999 
血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)合併後6年を経て,視野障害を生じた全身性エリテマトーデス(SLE)の一例を報告する.症例は36歳,女性. 1987年8月にSLEと診断された.その後, TTP,ループス腎炎を併発したが,各種治療によりSLEの状態はコントロール良好であった.しかし, 1994年,左下1/4に限局した同名半盲性暗点が認められた.このため,責任病巣の検索として頭部CTを施行したが,病変を同定できなかった.しかし,頭部MRIでは右後頭葉鳥距溝上部後極に限局した梗塞巣を捉える事が出来た.従来報告されているSLEに合併した同名半盲症例はCTにて責任病巣の同定が可能であったと報告されている.本症例の場合は, CTでは診断できずMRIにてはじめて診断する事ができた.これは従来の報告例は梗塞巣が広範囲のため診断できたのに対し,我々の症例は後頭蓋窩に限局した病変のためCTでの診断が困難であったと考えられた.したがって,このような例においてはMRIが有用であると考えられた.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    13
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []