A case of radiofrequency ablation therapy for hepatocellular carcinoma in a patient with an implanted pacemaker generator
2008
症例は79歳男性.他院にて,平成10年より洞不全症候群(Rubenstein I型)に対しDDDR型ペースメーカーの加療を受けている.同時期よりC型慢性肝炎を指摘され,平成15年肝S7の11mm大の肝細胞癌に対しエタノール注入療法が施行された.平成17年S7に再発を疑われ肝動脈塞栓療法施行されるも,平成18年4月S7に30mm大の再発肝細胞癌を指摘されたため,加療目的にて当科紹介入院となった.basic rate-70ppmの設定下ではall pacingの状態であったが,basic rateを50ppm以下とすることで自己心拍が確認できた.したがって,AAI mode-basic rate-45ppmの設定下で,ラジオ波焼灼療法(RFA)を施行した.LeVeen Needle(3cm)使用し,1/4展開,出力20Wより焼灼開始,全展開最大出力60Wまで24分間段階的に焼灼した.術中,ペースメーカー不全は生じず術後にも正常に作動した.腹部造影CTにて,良好な焼灼範囲を確認し退院となった.肝細胞患者の高齢化が進行してきており,今後ペースメーカー管理下の患者も増加すると推定される.このような患者で,局所治療の適応がある場合には,厳重なリスク管理を行う事により,RFAの適応はさらに拡大できる可能性がある.
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