悪性リンパ腫:2.T細胞リンパ腫とATL
2012
成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)を含む末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)は,B細胞リンパ腫と比べて予後不良,かつまれな疾患群であることから,その標準治療の開発は遅れていた.新WHO 分類の改訂に基づく国際T細胞リンパ腫プロジェクトにより,T細胞リンパ腫の個々の疾患単位の臨床病態が明らかにされ,さらには最近,T細胞リンパ腫に対する新薬の開発が進みつつある.今後は治療法によって,対象疾患単位の個別化とグループ化を組み入れての標準治療法の開発が進むことが期待される.
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