On the Color Reaction of Magneson II with Magnesium.

1958 
マグネソンII (p-ニトロベンゼン-アゾ-α-ナフトール) はアルカリ性溶液中でマグネシウムと405mμおよび580mμに極大吸収波長をもつ緑色に発色し, この発色反応はpH10.51を境として可逆的である。pH10.5は水酸化マグネシウムの生成する値であり, またマグネソンIIのポーラログラムはNH4Cl-NH4OH緩衝溶液中で, 波形, 半波電位, 傾斜がp-ニトロベンゼン-アゾ-β-ナフトールとpH10.5前後においてほぼ同一である。pH11.27における波高-マグネシウム添加量の関係からマグネソンIIと水酸化マグネシウムは, 2:1のmol比で結合することがわかる。このことは, マグネソン亜の互変異性体が水酸化マグネシウムと有色の配位化合物Mg(OH)2(C16H10O3N3)2をつくるというGagliardiの説が低濃度において成り立つことを意味している。この発色反応をマグネシウムの定量に利用する場合, 波長405mμ, pH>11の条件で, マグネシウムの濃度180ppmまで濃度-吸光度は直線関係を示し, アルカリおよびアルカリ土類金属の共存下でマグネシウムの定量が可能である。
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