THE ROLES OF CITIZEN'S ACTIVITIES AND INTENTIONS IN THE RIDERSHIP OF A NEW BUS SYSTEM THE EXPERIENCE OF KYOTO DOWNTOWN LOOP BUS SYSTEM

2003 
本研究では, 試行運行開始直後には利用者数が低迷していたにもかかわらず社会実験を経た後に需要が格段に増加した京都市都心部の100円循環バスの事例に着目し, 実験の前後において基本的にはサービス水準は変化していないこと, 実験の過程において市民の応援活動が自然発生的に広がったこと, それに伴って一般市民やマスコミなどの見方も変化してきたことなどの事実をもとに, 市民の行動や意識変化が需要増加の大きな要因となっていると考えられることを示す. とりわけ, その過程においては, 公共交通に対する意識が変化して需要や採算を自分自身の問題として捉えるという見方が示されるなどの現象がみられ, 市民の自主的・内面的な行動変容を示す事例として重要なものであることを示す.
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