THREE CASES OF BLUNT FULL-THICKNESS DUODENAL INJURY
2004
症例1: 8歳,女性.転倒し腹部打撲.再検の腹部CTで,腹腔内遊離ガス像を認め,受診後11時間で緊急手術施行.球部から下降脚にかけて5.5cmの破裂を認めた.単純縫合では高度狭窄となるため胃空腸吻合を追加した.症例2: 53歳,女性.ハンドルで腹部打撲.再検の腹部CTで後腹膜腔内ガス像を認め,さらに十二指腸造影にて造影剤の漏出を認めたため受傷後10時間で緊急手術施行.下降脚から水平脚への移行部の完全離断を認め,十二指腸端端吻合を行った.症例3: 17歳,男性.野球の練習中朝礼台で腹部を強打.来院時の腹部CTで腹腔内遊離ガス像を認め,受傷後3時間で緊急手術施行.球部前壁に2cmの破裂を認め,単純縫合閉鎖した.それぞれ術後経過は良好であった.早期診断には腹部CTを経時的に繰り返し行うことが大切である.また受傷後24時間以内で膵損傷がないII型症例は,単純縫合閉鎖や端端吻合で十分であると思われた.
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