Relationship between Shape-archtecture of Miscanthus sacchariflorus Community and Bio-diversity of the Thysanopteran Insects on Banks within Urban Area

2000 
都市部河川敷の緑地が担う微小昆虫アザミウマ類 (総翅目) の生息空間としての機能を明らかにして, その管理の方向性を提案する目的で, 京都市街の桂川と宇治川流域の河辺のオギ群落において, 群落の形状, 構造とアザミウマ類の生息状況との関係を調査した。特にアザミウマ類については種数種構成個体数, 各種の食性や害虫としての位置づけ, ならびに各個体の翅型に着目し, 調査対象としたオギ群落の生息空間としての特性を検討した。その結果, 河川敷のオギ緑地の管理においては線的および面的空間連続性よりも, 時間的および立体 (三次元) 的空間構造連続性を高めることにより, アザミウマ類の多様性保全と都市部河川敷のアメニティー空間確保が両立可能であると示唆された。
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