A CASE OF MYXOFIBROSARCOMA OF THE DIAPHRAGM

2006 
横隔膜原発粘液線維肉腫の稀な1例を経験したので報告する.症例は45歳,女性,左季肋部の鈍痛を自覚し近医を受診した.腹部エコーで左上腹部に腫瘤を指摘され,当院紹介となった. CT・MRIでは,左上腹部に約17cm大の境界明瞭な腫瘤を認め,胃・脾・膵・左腎を著明に圧排していた.血管造影では左下横隔動脈より腫瘍への栄養血管を認めた.手術所見より,横隔膜原発腫瘍と判断し,脾臓・横隔膜の一部と共に腫瘍を切除した.病理組織学的には粘液線維肉腫(粘液型悪性線維性組織球腫)と診断された.術後化学療法としてMAID療法 (MESNA+ADM+IFM+DTIC) を施行中であり,術後2ヵ月目の現在,無再発である.
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