The Vertical Distribution of Minor Elements in Core Som. ples from the Japan Trench

1961 
日本海溝で採取した2個の柱状試料中の若干の微量成分元素の鉛直分布を検討した。採取位置はラマポ海淵(30°24.6`N,142°18.7E,深度8450m)および北海道釧路沖(42°50N,148°10'E,深度8005m)で,前試料には成層が見られるが,後試料には見られない。全長はそれぞれ21,88cmである。これらの試料を4cmごとに分臨し,各部分について発光分光分析法により,ガリウム,ニッケル,コバル,バナジウム,鉛,銅,マンガン,チタンを定暴した。その結果,ラマポ海淵では近年自然環境の変化があったことが示唆され,釧路沖から採取した試料は鉛直分布の変化は認められないが,陸源性堆積物が主であリジガケくずれ,乱泥流などにより陸源性物質が運ばれて堆積物を形成していると恵われる。したがって沈積速度も普通の遠洋深海堆積物よりかなりはやいと推定される。
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