美術館との連携による主体的な学びを育む鑑賞授業のあり方 : 幼稚園児・小学生のためのミニ美術展の企画を通して

2016 
本研究は,美術科において,幼児期に育まれた豊かな感性と表現等の基礎の上に,小・中学校教育を通じて育成すべき資質・能力を明確化し,生徒が知識や内容を習得し,資質・能力を身に付けていく状況を見とることを目的とした。研究の方法としては,中学2年生が学芸員になって,園児・小学生を対象としたミニ美術展を企画・開催するため,主体的に問題解決に取り組むことができる題材を,美術館や国語科と連携して開発実践した。そしてタキソノミーテーブルにおける「認知」「精神運動」「情意」「メタ認知」の4領域および資質・能力の相互の関連を捉え,その評価方法を明示して指導し評価を行った。その結果,生徒は,生活や担会の中の造形や美術の働きへの関心を高めながら,主体的で創造的な学習活動に取り組み,資質・能力の高まりが確認できた。課題は効率的かつ,確実な評価方法の開発である。
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