Spectrophotometric Multi-Sample Determination for Trace Amounts of Hemoglobin Using Microtiter Plate Based on the Oxidative Decomposition of the Copper(II)-Phthalocyanine Complex
2005
銅-フタロシアニン錯体の酸化分解反応を用いて96穴マイクロプレートのウェル内での微量ヘモグロビンの多検体吸光光度定量を行った.各種条件の最適化を検討した結果,酸化剤であるペルオキソ一硫酸の濃度は3.6 × 10-2 M,pHは2.0,pH緩衝溶液中に含まれる塩である硫酸ナトリウムの濃度は約6.5 × 10-2 Mであった.また,本法の定量範囲は30~258 ng/ml,検出限界(3 σ)は16.99 ng/mlであった.検量線中央値における96検体の同一サンプルに対する相対標準偏差は3.64% であった.共存物質の検討を行った結果,Co(II),Fe(III),アルブミンの影響は多少認められたが,その他の金属イオン,タンパク質などの影響はほとんどなかった.本法は実試料として人血清に応用でき,良好な結果を得た.また,定量操作だけでなく測定時間を含めても,約10分程度で微量ヘモグロビンの96検体同時分析が可能であった.
Keywords:
- Correction
- Source
- Cite
- Save
- Machine Reading By IdeaReader
5
References
1
Citations
NaN
KQI