[Superior semicircular canal dehiscence syndrome treated by calcium phosphate cement canal plugging: a case report].

2011 
右耳に上半規管裂隙を有し, 裂隙を閉鎖し治療した33歳男性症例を提示する. 3年前から騒音環境下にいるとめまいが起き, その後咳をする間もめまいと右耳閉感に悩まされ続けてきた. 標準純音聴力検査にて右耳低周波数域における気骨導差を認め, Tullio現象は陽性, Valsalva法にて垂直回旋混合性の眼振を認めた. 側頭骨CT検査にて右上半規管頂部の骨欠損が同定され, 上半規管裂隙症候群と診断された. 中頭蓋窩アプローチにより裂隙部を明視下に置き, リン酸カルシウムセメントによる裂隙修復を行った結果, 2年半以上にわたり前庭および蝸牛症状の寛解が得られている.
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