抗酸化ストレス因子としてのPark7/DJ−1とパーキンソン病

2008 
家族性パーキンソン病原因遺伝子Park7/DJ-1は最初新規癌遺伝子として発見された.DJ-1は自己酸化,転写調節,シャペロン,ミトコンドリア調節などを通じて抗ストレス機能を有し,その機能破綻は,家族性のみならず,大多数を占める弧発性パーキンソン病発症の一因となると考えられている.さらにDJ-1は,パーキンソン病以外の酸化ストレスが関与する神経変性疾患にも関与する可能性も高い.また,DJ-1とその低分子結合化合物はパーキンソン病治療薬としての可能性も存在する.
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