Predictability of localizing abnormal parathyroid glands by ultrasonography in secondary hyperparathyroidism
1999
二次性上皮小体機能亢進症の局在診断における超音波断層法の診断能について検討した.1985年8月より1997年6月までに浜松医科大学泌尿器科および関連施設で手術を行った二次性上皮小体機能亢進症患者のうちの42例を対象にした. 超音波装置は, メカニカルセクタ走査装置周波数7.5MHzを使用した.手術で162腺が摘除された. 摘除した上皮小体の大きさは, 長径の平均16±8mm (3-48mm), 短径の平均8±4mm (1-22mm) であり, 推定体積の平均は1253±8mm3 (6-12215mm3) であった. 病理検査ではいずれも過形成であった.超音波断層による上皮小体の長径別のsensitivityは10mm未満 (n=29) 31%, 10-14mm (n=42) 79%, 15-19mm (n=42) 90%, 20mm以上 (n=49) 92%, 短径別のsensitivityは5mm未満 (n=42) 45%, 5-7mm (n=50) 82%, 8-10mm (n=35) 86%, 11mm以上 (n=35) 100%, 推定体積別のsensitivityは100mm3未満 (n=24) 25%, 100-199mm3 (n=23) 78%, 200-499mm3 (n=36) 81%, 500-999mm3 (n=23) 96%, 1000mm3以上 (n=56) 91%であった. 75%以上の診断率が得られたのは長径で10mm以上, 短径で5mm以上, 推定体積で100mm3以上であり, 超音波断層法で描出されなかった上皮小体のうち, シンチグラフィを行った7腺中2腺はシンチグラフィで描出された.
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