Clinical evaluation of initial treatment of tongue cancer without metastasis.

1991 
舌癌N0症例の初回治療方法についてA0 (腫瘍無く生存) 率を指標として評価した。舌癌N0 82症例中, TIN0は26例, T2N0, 46例, T3N0は10例であった。初回治療方法として手術群 (S) と放射線群 (R) とに2分類した。S群の内容は, 舌切除, 舌切除と頸部郭清の同時施行あるいは舌口底下顎切除および頸部郭清のen bloc手術で即時再建されたものであった。放射線治療の内容は226Ra針, 192Irピンあるいは198Auグレインであった。結果は以下のようであった。1.TIN0ではS群, R群ともに原発巣の制御は良好であり, A0率はそれぞれ81.8%および73.3%であった。また後発転移率は, それぞれ37.5%および35.9%であった。Dcの主たる死因は頸部再発あるいは肺転移であった。2.T2N0では, S群, R群のA0率はそれぞれ76.9%および72.7%でほぼ同様であった。しかし, 原発巣の大きさが3cm以上では, S群のA0率が87.5%であるのに対しR群では57.1%であった。また原発巣再発はS群0%に対しR群では37.5%を示した。3.T3N0では, S群およびR群のA0率はそれぞれ66.7%および28.6%であった。R群では7例中5例 (71.4%) に頸部後発転移を認めた。4.原発巣の大きさが3cm以上のT2N0およびT3N0症例では頸部郭清を含めたen bloc手術が放射線治療よりも高いA0率を示した。
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