A CASE OF INTUSSUSCEPTION DUE TO AN INFLAMMATORY FIBROID POLYP IN THE ILEUM IN AN ADULT

2002 
回腸末端に発生した炎症性線維性ポリープ(inflammatory fibroid polyp,以下IFPと略記)が先進部となり,成人腸重積をきたした1例を経験したので報告する.症例は44歳の女性で,持続する腹痛と下痢を主訴として受診,急性胃腸炎の診断にて入院となる.入院後症状が徐々に悪化しCTにて小腸腫瘍を先進部とする腸重積と診断し,緊急開腹手術を施行した.手術は回盲部切除術を施行した.切除標本では回腸末端(Bauhin弁)より約30cm口側に3.0×2.5×3.Ocmの腫瘤とその周囲に1.5×2.Ocm大の小腫瘤4個を認めた.病理組織学的に炎症性線維性ポリープ(IFP)と診断された. 小腸IFPはその89.3%が腸重積を併発し術後病理にて診断されている.小腸腫瘍による腸重積症では本疾患も念頭におくべきものと思われた.
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