Esophagectomy without thoracotomy for the patients with carcinoma of the thoracic esophagus.

1987 
胸部食道癌に対し非開胸食道抜去術を施行した26例を対象にその意義について検討した. 切除対象は反回神経麻痺例などの明らかな姑息切除例5例を含み, ほとんどがpoor risk症例であったにもかかわらず, 治療成績は比較的良好で直死0, 5生率36.9%であった. 反面, 癌遺残例が4例, 術中大出血例が2例あり, それらはすべてIu下部Im上部症例であった. 非開胸食道抜去術は胸部食道癌にも応用しうる術式であるが, 胸部食道癌根治術におけるリンパ節郭清の意義を追求している現在, 対象はIu下部Im上部にかからない症例で開胸開腹による切除再建が術前検査所見上難しいと判断されたpoorrisk症例か, リンパ節郭清の意義が少ない姑息切除例に限定すべきである.
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