SOLITARY ADRENAL METASTASIS AFTER OPERATION FOR RECTAL CANCER -REPORT OF A CASE-

2005 
症例は56歳,男性.平成13年9月,直腸癌に対し高位前方切除術,リンパ節郭清術を施行,中分化腺癌,深達度ss, リンパ節転移を認めずstage IIと診断した.その後外来経過観察中の平成14年10月,腫瘍マーカーは正常であったが,腹部CT検査で右副腎に25mmの鵬を認めた.平成15年1月CEAの上昇と腹部CT検査での副腎鵬の増大を認め,直腸癌の転移性副腎腫瘍を疑い平成15年2月右副腎腫瘍摘出術を行った.病理組織学的に,副腎髄質を主体に原発巣に類似した高分化から中分化腺癌像を認め,他に転移がみられないため直腸癌の右副腎転移と診断した.転移巣切除後13カ月経過し再発の徴候は認めない. 転移性副腎腫瘍は特徴的な臨床所見が少なく,早期に診断され治療される症例は少なく.血中CEAおよびCT検査を定期的に行うことで早期に発見でき,切除しえた直腸癌術後の孤立性副腎腫瘍について報告した.
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