THE USEFULNESS OF POSSUM SCORE IN SELECTING OPERATIVE PROCEDURE FOR COLORECTAL CANCER IN ELDERLY PATIENTS

2001 
術後合併症発生のリスクファクターを定量化し,周術期管理の参考にするため, physiological and operative severity score for the enUmeration of mortality and morbidity; POSSUM score1)の有用性について検討した.対象は,過去10年間に経験した80歳以上の大腸癌67例中,手術を施行した63例とした.これらのphysiological score (PS)は22.5±5.4点と高値であり, 56例(88.9%)に併存疾患を認めた.術後合併症の発生頻度は46.0%であり,術後合併症発生例のPSは24.5±1.1点, operative severity score (OSS)は15.3±0.8点であった.これらから算定したmorbidity rateは68.1±3.4% (cut-off値は55%)であり,合併症非発生例よりも有意に高値であった(p<0.01).郭清度別の平均出血量を加味すると, Stage IIIでのOSSの最低点は結腸癌で13点,直腸癌で19点と想定され, morbidity rateが55%以下となるには, PSが結腸癌で22点,直腸癌では15点以下となる.このような良好なPSであれば,合併症を起こすことなく,根治術が可能であると考えられた.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    2
    References
    1
    Citations
    NaN
    KQI
    []