Development of Hydrolysis Prediction System Using Reaction Analysis with Quantum Chemical Calculation

2007 
我々は,化審法における生分解性予測に新たな視点を加えるため,その変化物生成の主たる要因の一つである加水分解予測に,量子化学計算による反応解析から得られる活性化エネルギーを判断指標の一つとして用いることを検討している。この過程において,MOPACベースでの平易な活性化エネルギーの算出を可能とするインタフェースとして,加水分解予測システムを開発した。このシステムでは,遷移状態付近の構造探索を効率的に行うために,過去の計算結果を利用する置換基法を,加水分解反応に特化して応用しシステム化した。その結果,エステル酸加水分解反応について,市販の量子化学計算ソフトウェアのみを用いた反応解析に比べ,大幅に計算時間を短縮しつつ,MOPACベースでの活性化エネルギー計算結果が得られることが判明した。今後,DFT計算やab initio MO計算といった上位の計算手法との併用も視野に入れ,生分解性予測へ活用することを検討している。
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