A CASE OF OBSTRUCTIVE JAUNDICE CAUSED BY AN ENLARGED LIVER CYST

2005 
症例は77歳,男性,発熱と右季肋部痛を主訴に当院受診,精査で無石性胆嚢炎と診断され入院.肝内には数個の嚢胞を認め,最大の嚢胞の直径は6cmで, S4に存在した.胆嚢炎に対し抗生物質を投与するも改善せず, PTGBDを施行した.しかしその後次第に肝内胆管拡張の進行を認め閉塞性黄疸が出現したため, PTBDを追加施行した.造影検査で肝門部胆管に圧排性の狭窄を認め, CTでS4の肝嚢胞径の増大を認めた.肝嚢胞の増大に伴う閉塞性黄疸と診断し,開腹胆嚢摘出術および肝嚢胞開窓術を施行した.病理組織学的に嚢胞壁は一層の立方円柱上皮からなり,炎症性細胞の浸潤が認められた.肝嚢胞の増大は,術前挿入したPTGBDあるいは胆嚢からの炎症の波及にともなうものと考えられた.
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