Contamination of an Alternative Antifoulant in Coastal Waters of Hiroshima Bay

2006 
船舶や漁網用の防汚剤として長年用いられてきたTBT等の有機スズ剤は, 水圏生態系に対する慢性影響が懸念され, 我が国においては, 1997年以降TBT含有塗料の製造が中止された。一方, それに代わる代替船底防汚剤が世界中で使われることになり, 海水への残留を示す調査結果が報告され始めている。当研究所では, 2002年度から3年間広島湾北部のマリーナ, 漁港, 海域の環境基準点及び河川において, 代替船底防汚剤の濃度を調査した。その結果, マリーナ, 漁港, 海域の環境基準点の海水からIrgarol, M1 (Irgarolの分解物) , Diuron, Seanine211が検出され, 広島湾北部でも代替船底防汚剤により汚染されていることが明らかとなった。
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