Malnutrition Universal Screening Tool(MUST)を用いた外来化学療法における栄養マネージメント

2012 
目的:外来化学療法施行中の患者におけるMUST を用いた栄養マネージメントの有用性について検討した。方法:2010 年6 月〜11 月までの外来化学療法施行患者197 名を対象とし,MUST・血清アルブミン(以下Alb)値・栄養介入の結果について調査した。結果: 栄養療法を必要とするhigh-risk とmedium-risk を合わせた患者は乳癌17/78(21.8%),造血器腫瘍16/63 例(25.4%),大腸癌26/56 例(46.4%)であった。さらにhigh-risk とmedium-risk の血清Alb 値はlow-riskに比べ低下傾向を示しており,MUST の有用性が示された。考察および結論: 多忙な外来化学療法においては簡便・客観的かつ迅速であることに重点をおいた栄養評価を行うことには意義があり,MUST の活用が患者の栄養状態把握やがん治療コンプライアンス向上に期待される。
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