Concervative therapy with cervical intraepitherial neoplasia and the usefulness of cytology to detect recurrence.

2003 
目的:子宮頸部初期病変の増加と若年化から妊孕能やQOLを考慮した子宮温存手術が増加しており, 再発の早期診断のため, 術後検診での細胞診の役割を検討した.方法:1990-1999年の子宮頸部初期病変のレーザー蒸散, 円錐切除後の再発様式, 細胞診像と治療を解析した.成績:異形成, 上皮内癌, Ia期 (旧分類) は順に129,224,201例で, 平均年齢は順に42, 42, 43歳, 30歳未満の若年の割合は順に15, 12, 7%であった. 子宮摘出, 円錐切除, レーザー蒸散は順に, 異形成では8,104, 17例, 上皮内癌では104,113, 7例, Ia期では165, 34, 2例で, 子宮温存の割合は順に94, 53, 18%となった.円錐切除群の再発は異形成4/104 (4%), 上皮内癌3/113 (3%) で, 術後の病変の進行は認められず, 細胞診異常は術後2-108ヵ月 (平均26) に出現, 組織確認後の再治療は9-108ヵ月 (平均36) にレーザー蒸散が5例, 円錐切除が2例になされた.レーザー蒸散群の再発は異形成で4/17 (24%), 上皮内癌は1/7 (14%) となり, class III以上の細胞診異常は術後, 平均6ヵ月 (1-16) に出現し, 組織確認後の再治療は平均26ヵ月 (3-60) 後にレーザー蒸散を3例, 円錐切除を1例, 異形成から上皮内癌進展の1例に腔内照射を施行した. koilocytosisは再発の全例で, 治療前後の細胞診, 組織診のいずれかに観察された.結論:子宮頸部初期病変の子宮温存手術後の再発頻度, 進行はともに少なく, 再発では異型細胞の出現が先行し, 特に術後のkoilocytosisの持続は再発の危険因子と示唆された.
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