Clinical Evaluation of Cerebral Arteries by Magnetic Resonance Angiography: In Comparison with Digital Subtraction Angiography.

1996 
非侵襲的脳血管検査法magneticresonance angiography (MRA) による脳動脈瘤診断能を評価する目的でほぼ同時期に施行したintra-arterial digital subtraction angiography (DSA) 所見と比較検討した。対象は臨床上脳動脈瘤が疑われた14例, 男性8例, 女性6例で23歳から74歳, 平均年齢58歳である。MRAはGE1.5T SIGNA Advantageによるtime-of-flight法, DSAは東芝SuperG又はGE Advantexにて施行した。結果: 1) 脳動脈瘤診断率;14症例中MRAにて10例脳動脈瘤が疑われDSAにて7例 (70%) に脳動脈瘤を確認した。MRAとDSAの所見の一致は14例中11例 (79%) であった。2) MRAの血管描出;原画面上を走行する血管や末梢血管での信号飽和により描出が低下した。蛇行血管の乱流でも描出が低下しcarotidsiphonに近い内頸動脈瘤や大きい脳動脈瘤は不明瞭となった。3) 偽陽性の原因: 偽陽性は3例あり, 末梢の分枝後血管の信号低下による脳動脈瘤様所見2例と蛇行した後交通動脈の脳動脈瘤様所見1例である。MRA描出能は動脈瘤のスクリーニングに有用であるが, 現状では描出低下による見逃しを防ぐ為にDSAが必要でありMRA診断率の向上に努めることが重要と考える。
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