インフルエンザ(H5N1)によるARDSの病態と治療

2008 
インフルエンザ(H5N1)は,鳥インフルエンザとして家禽を中心に大流行を繰り返している.1997年に香港で最初のヒト感染例が報告され,間をおいて2003年からふたたび東南アジアを中心にヒト感染を発症し2007年末までに348例(215例死亡)がWHOに報告されている.ヒトインフルエンザ(H5N1)感染症では急激に進行するARDSが特徴で,死亡率の高さと発症年齢の低いことが大きな問題である.ウイルスの変異によりヒト−ヒト感染が成立した場合の被害の大きさが非常に懸念され,さまざまな対策がWHOを中心にわが国においてもとられつつある.
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