Decomposition of Organic Chlorine Compounds by Applying Reticulated Iron as Reducing Agent.

1995 
通気性のある鉄の多孔体 (比表面積0.32m2/g, 気孔率89%, 圧損100Pa) を還元反応基材とし, テトラクロロエチレンを含有する水溶液の還元分解反応を調査し, 次の結果を得た.(1) 鉄多孔体によるテトラクロロエチレンの還元分解反応は一次反応であり, 反応式はFe+1/4C2Cl4+1/4O2+5/2H2O→Fe (OH) 3+1/4C2H4+HClとして整理できる.(2) 鉄多孔体は比表面積が大きいため, テトラクロロエチレンの還元分解を進める.有効な反応基材となる.(3) テトラクロロエチレンの還元分解反応は, 鉄多孔体から溶出される鉄イオン量によって支配されており, 鉄多孔体使用量とテトラクロロエチレンの見掛分解反応速度の間にK=0.002Wの関係式を得た.(4) テトラクロロエチレン分解処理中に分解反応の停滞現象が発生する.これはオキシ水酸化鉄が鉄多孔体の表面に積層するのが原因であり, 塩化カルシウムの添加によって解決出来る.
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