Management of Children with Cleft Lip and Palate at a Day Care Center

1983 
口蓋裂の子どものもつ問題は, 開鼻声や異常構音のようなことばの障害だけでなく, 運動や社会,日常生活習慣の自立の面などに遅れを示すことが多い. このような遅れを伴う口蓋裂児 (年齢3~4歳) に対し, 精神薄弱児通園施設において, 構音指導を開始する前に以下に述べるような心身の発達援助を試みた.(1) 母親のカウンセリングと育児の助言 (2) プレイルームや園庭で, 子どもが喜んでする遊びの中で運動発達を促進し, 社会性を育て, 日常生活習慣の自立を促すよう指導した.このような指導により, 運動能力や社会性などが伸び, 自発語も増加した. 構音指導を行わなかったにもかかわらず, これらの症例の多くは, 鼻咽腔閉鎖機能不全及び構音障害の改善が認められた. こうした経過について先天性鼻咽腔閉鎖機能不全の一症例について詳述した.
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