Simulation of Successive Precipitational Fractionation of Macromolecules by Electronic Computor

1968 
逐次分別沈殿法による重合度分別のシミュレーションな電子計算機な用いて実施した。現在までに発表されているこの種の研究では, 希薄相と濃厚相の体積比 (R) とこれら2相への高分子の分配率のパラメーター (σ) は各々独立変数であると仮定しているが, この仮定は厳密には理論的に誤りである。そこで, 本論文ではFlory-Hugginsの相平衡理論を基礎にしてRとσ との相関関係な考慮して逐次分別沈殿法による重合度分別の計算な行なった。原試料の重合度分布として最も確からしい分布 (most probable distribution) な仮定し, これを等重量の15区分に分別した。分別区分はほぼ左右対称の重合度分布なもち, Schulz-Zimm型分布よりむしろ正規分布で精度よく近似できた。第1区分を含めて低次の分別区分はかなり低重合度領域まで裾 (すそ) を引く分布をもつが, いわゆるすそ効果は第1区分だけに見られる特異性ではない。この場合, 分別区分の重合度と重量を利用してSchulzの方法に従って原試料の重合度分布を評価したが, Schulzの方法は原試料の重合度分布を正確には表現できず, 特に低重合度領域と高重合度領域で真の分布からずれる。Schulzの方法に代わる, より合理的な解析方法として, 各分別区分の重合度分布な三角形分布で近似する新しい方法を提案し, その適用性な文献値な含めて検証した。
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