〜高信頼性組織への第2章 〜健全な「意思決定」のできる組織へ

2010 
連載1〜6 号までは、「鋭敏さ」「正直さ」「慎重さ」「機敏さ」「柔軟さ」という高信頼性組織の5 つの特徴から、元気で強い組織になるための秘訣を探ってきた。今号からは、これら5 つの特徴を実現するときに重要となる、第2層の“マネジメントのポイント”について考えていく。具体的には、「意思決定」「情報共有」「評価報酬」「教育訓練」「内部統制」の5 つの視点からみていこう。 日常のマネジメントは、計画(PLAN)→実行(DO)→確認(CHECK)→改善(ACTION)の“PDCAサイクル”を回すこととイコールだという話を聞いたことのある人も多いだろう。さらに、プロジェクトのマネジメントなどでは、この全体のサイクルを監視・調整するモニタリング(MONITORING)活動を入れる場合もある。前述の「意思決定」「情報共有」「評価報酬」「教育訓練」「内部統制」の5 つの視点は、それぞれ順番に“PDCA+M”の活動に対応している〔図-01〕。今回は、“計画(PLAN)”における「意思決定」で、気をつけなければならないことを考えてみよう。
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