Clinical Study of a New Antiepileptic Drug, Clobazam, on Efficacy and Resistance in Refractory Epilepsies.
2002
クロバザム(CLB)は1、5位に窒素原子を有する初めてのベンゾジアゼピン系抗てんかん薬で、2000年5月に上市されている。開発治験時の384例のデータについてretrospectiveに有効性と効果耐性について調査研究した。その結果、臨床発作頻度がCLB投与前と比較して50%以上減少した改善率は、投与2週目で69.0%、12週目においても69.5%と投与初期から効果の発現がみられた。発作型別にみると、部分発作、全般発作の両者にわたる広い治療スペクトラムを有していた。効果耐性発現は19.5%にみられたが、効果耐性発現例と非発現例の間に臨床特性に有意な差はみられず、ある発作型に特異的に発現するものとは見なされなかった。CLBの副作用は抗てんかん薬に一般的にみられるもので、重篤なものはなかった。
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