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Power of Record-Breaking Test

1995 
いわゆる傾向性のノンパラメトリック検定として,ケンドールの順位相関係数タウなどが用いられている.類似の検定法として,新記録数検定があるが,多くの対立仮設に対してその検出力がタウより劣るので,ほとんど用いられていない.この論文では傾向性の新しい対立仮説として,パラメータΘをもつ,ある確率的順列の族を提案する.この確率的順列は,新記録数が十分統計量であり,検定問題H0:Θ=1,H1:Θ>1に対して新記録数検定が一様最強力となる.この対立仮説に対する新記録数検定とタウ検定の検出力を,数値計算によって比較する.また,どのような場合にこの確率的順列が生じるかを考える.実際に新記録数検定では有意であってもタウ検定では有意とならない例をあげる
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