A Study on Relations Between Actual Patterns of Dietary Life and Work and Health in Rural Communities.

1993 
農業存亡の危機さえ感ずるような変貌著しい情勢下の農村の食生活, 労働の実態を調査し, 健康との関連を追及した。食生活は, 全般的には糖質の摂取が減少 (農家でも米の摂取減少) し, 蛋白質, なかでも脂質の摂取増加が著しい。しかし, 地域によっては依然として糖質摂取の多い昔ながらの食生活の慣行がみられた。農業労働は機械化が進み, 労働負担の大きい農作業が減少し, 中等度から軽度の労働負担になったが, 未だ固定した休日をとる農家は少なく, 年間多忙であり, 一日の労働時間は長い。また兼業農家では土日の休日に農作業を行う世帯も多い。運動・スポーツを行う農業従事者は少ない。健康指標では, かつて多発した貧血は減少したが, 肥満は増加傾向で, 高血圧等の循環器疾患や腰痛は多く, 成人病は増加傾向にあり, 一層の健康管理が望まれるが, それにはまず経済的に, 社会的に安定した農家の育成が必要であろう。
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