ラブドフェンCe1-x, YxPO4nH2O (n=0. 5~1)の合成と加熱変化

1979 
CeCl3水溶液,YCl3水溶液およびH3PO4水溶液(またはリン酸塩水溶液)とを混合した溶液から20℃以上で,沈殿法によってラブドフェン六方晶系Ce1-x, YxPO4nH2O (n=0. 5~1)を合成した。Ceに対するYの固溶範囲は09→0.22であった。結晶性のラブドフェンは混合溶液のpHが1~3の間のときに生成し,得られた結晶は微細な針状であった。混合溶液のpHが3よりも高いときに,非結晶の沈殿が生成した。pHが1よりも低いとき,20℃では沈殿を生成しなかった。ラブドフェンは沸石水を有し,その含有量はYの墨が多くなるほど多くなり,n=0.5から1にまで変化した。沸石水は空気中190~225℃の温度範囲で脱水した。無水のCe1-x, YxPO4は500℃以上で,六方晶系から単斜晶系へ,単変の遅鈍型転移をした。単斜晶系Ce1-x, YxPO4はモナズ石と同一構造であった。
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