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Tissue engineering for jawbone

2005 
顎骨再建の最終目的は義歯やインプラントが可能な骨を再生することである.本稿では生体吸収性のポリ-L-乳酸 (PLLA) メッシュと骨髄海綿骨細片 (PCBM) による下顎骨再生法を紹介した.分子量20.5×104のPLLAを紡糸, 延伸したモノフィラメントからPLLA meshを織製した。対象例は腫瘍, 嚢胞, 顎提萎縮など62例である.PLLAメッシュシートまたはトレーを欠損部に合わせ切除, 加温, 成形し, 既存骨にStainless wireで固定後, 腸骨から採取したPCBMをトレー内に注入した.術後6カ月の臨床評価では, 著効 (骨形成範囲が2/3以上) が35例 (56.5%), 有効 (骨形成範囲が2/3未満だが再手術を必要としない) が17例 (27.4%), 無効 (上記のいずれにも属さない) が10例 (16.1%) であった.再生骨の長期観察 (40例, 1~7年, 平均3.3年) では, 32例 (80.0%) が10%未満の吸収に止まり, 早期に義歯, Implantにより機能回復された例は骨吸収が少ない傾向を示した.PLLAメッシュとPCBMによる顎骨再建法は義歯, Implantが可能な骨を再生し, Donor siteも再生するなどの利点がある.しかし, 局所の血行不良例や一般に骨前駆細胞の少ない高齢者には, 血行や骨形成を促進する生理活性因子の併用あるいはハイブリット人工骨の開発, 応用が必要である.
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