Ferrous Oxide Determination in Chromite
1954
クロム鉱石クロム煙瓦等の中のFeOの定量方法を研究し微粉とせる試料0.25gにV2O50.1gをリン酸10cc硫酸20ccに溶解した混酸を加えて,混酸の温度を約250℃に12~13分間保持して溶解すれば試料中のFeOは,V2O5Vと反応して四価のVを生ずるのでこれにクロム(g)コバルト(g)=1:3の割合に硫酸コバルト溶液を加えてクロムイオンの着色を消してN/10KMnO4標準溶液で滴定すれば正しいFeOの含有量を求めることが出来ることが分った.多少正確度を犠牲にしても急ぐ場合には約300℃に約5分間保持すればV2O5が加熱中に多少還元して僅かながら高結果を示すが分析時間は早くなる.この方法を実際試料に用いた結果は+0.40%~-0.32%の範囲内で現再性があることが分った.
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