2. 呼吸器外科におけるNCD データの有効活用
2019
2014 年に立ち上げたNational Clinical Database(NCD)呼吸器外科領域は,4 年間で37 万例の手術(肺癌手術16 万例)に関するデータを有するシステムとなった.このビッグデータを利用して,呼吸器外科手術のリスク評価とリスク調整を行ったうえでの施設パフォーマンスの評価が可能となり,日本の手術の質向上に大いに役立つものと期待される.今後はNCD に連携した前向き登録システムの拡張や,医療経済評価などさまざまな機能を実装できる基盤となろう.
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