深い〈学び〉を構築する国語科授業づくりに関する研究 : 『荘子』「応帝王第七」「渾沌」を教材として

2019 
本稿は、「深い学び」を構築する国語科授業づくりの内実や方法を明らかにするために行った研究の成果をまとめたものである。本研究では,まず国語科特有のものとされている「言葉による見方・考え方」を働かせることに注目し、その具体を、『荘子』「応帝王第七」「渾沌」を教材として探っていった。これまでの学習とは異なった言葉(「人皆」 と「此獨」)に着目することで,近現代の社会的,文化的な問題や社会や集団の中で生きる個の問題に対する,学習者の「思いや考え」を深めることができることが明らかとなった。
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