Rapid Transfusion Using a New Leukocyte-removal Filter, RC400®

1995 
急速輸血対応型のポール社製白血球除去フィルターRC 400®を用いて,条件の異なる濾過流速でのフィルターの精度ならびに問題点について検討した.方法は重力滴下,急速滴下,加圧バッグおよびポンピングによる血液濾過を行ない,濾過前後の白血球数,screen filtration pressure (SFP),遊離Hbを測定した.その結果,いずれの条件でも白血球除去率は4log10以上,残存白血球数は2×104個以下であった.SFPは全例低下したが,遊離Hbはポンピングのみで増加した.以上よりポンピングによる濾過では溶血を伴うものの,急速輸血における白血球および微小凝集塊の除去率は高く,同種血輸血を安全に行なう手段としてRC 400®は有用である.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    5
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []