A Clinical Report and a Small Study of Fitness on Procera AllCeram Crown

2004 
症例の概要: 新世代の歯冠補綴装置製作システムとして注目されているProcera®システムの主力コン. ポーネントであるProcera® AllCeramクラウンの臨床例を経験した. 患者は58歳の女性. 主訴は下顎右側第一大臼歯 (6) に装着されたオールセラミッククラウンの破折による審美, 咀嚼障害であった. メーカーのプロトコルに基づき診療および技工操作を進めた結果, 審美的, 機能的に良好な経過を示しているが, 適合性の検証が必要と考えたため実験を行い詳細に検討した.結果および考察: 1.Procera® AllCeramクラウンと支台歯との適合状態は, いずれの部位においても100μm前後に分布していた. 2. セメントスペースは, ほぼ均等であった. 3. 全部鋳造冠と比較して, 適合がゆるめであることが明らかになった. 4. 現状の適合状態においては, 技工操作時や試適, 咬合調整時には脱落防止の工夫をすべき症例があると考えられる.結論: Procera® AllCeramクラウンは適切に処置することにより, 大臼歯部においても安心して審美的な修復処置を行うことができるが, 適合を現状の半分程度, すなわち50μm程度のセメントスペースとなるまで縮小したほうが, 技工, 臨床の両面において便宜が図れると考える.
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