Studies on curing of epoxy resins. XV. Effect of accelerators on epoxy-amine curing reaction.

1985 
脂肪族アミンによるエポキシ樹脂の硬化反応速度に及ぼすアルコール, 水, フェノール, カルボン酸などの促進剤の影響について, 定温示差走査熱量法 (DSC) により速度論的に研究した. エポキシ基とアミンの反応は既報のようにエポキシ基アミンの反応によって生成する水酸基によっても促進されるので, 促進剤の速度定数はこれを含む三次反応式を用いて決定した. これらの反応における促進効果は促進剤の酸の強さが大きいほど (pKaが小さいほど) 大きかった. しかし, 促進剤の酸の強さがカルボン酸のように非常に大きくなると硬化剤である脂肪族アミンと塩を形成し, その促進効果が低下することが認められた. これらの促進剤添加による最終硬化反応率はフェノール, アルコールではやや向上した. これはこれらの化合物による可塑化のためと推定した. カルボン酸ではこれらの効果は認められなかった.
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