≪CKD の注目すべき病因と病態≫ 肥満関連腎症
2011
肥満はメタボッリクシンドロームの中心的病態にあり,慢性腎臓病(CKD)の発症と進展においても肥満は重要な危険因子であり,今後,肥満を基盤とする CKD 予備軍が,さらに増加することが予測される.肥満による腎障害(肥満関連腎症:ORG)の糸球体変化として,糸球体肥大,メサンギウム細胞増殖,糸球体基底膜肥厚,糸球体上皮細胞変化などが特徴であるが,糖尿病や高血圧性腎障害との鑑別が困難な場合もある.ORG の治療にはレニン-アンジオテンシン-アルドステロン(RAA)系の抑制とともに生活習慣の是正など包括的な管理と対策が必要である.
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