Conditioning of excess activated sludge by freezing and thawing process

1987 
余剰活性汚泥を用いて, 凍結の進行期間において固体状の凍結部分と液体状の未凍結部分を時間の経過と共に分離して, それぞれの物理的性状の経時変化を調べた。その結果, 汚泥の凝固点温度以下に汚泥温度が低下する時に, 処理水中の溶解性有機炭素濃度 (DOC) や溶存固形物濃度 (DS) が増加することがわかった。しかしこのDOCの増加は, 同じ前処理である加熱処理の1/20程度にすぎず, 処理場にかかる負荷としては無視できる程度であった。また, 分離した凍結部分試料については, DOC, DSの急増と固液分離特性の改善とが同じ時点で生じることがわかった。以上の事より, 凍結融解処理において, DOCやDSが増加するという汚泥性状の変化があって初めて固液分離特性の改善があると考えられる。
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    2
    Citations
    NaN
    KQI
    []