平和と和解 : 思想・経験・方法

2015 
第1部 思想(マハートマー・ガーンディー晩年における「世俗主義」について;W・ジェイムズの反帝国主義—プラグマティズムと平和主義についての一考察;自然の「美しさ」をめぐる争いと制度—アメリカ国立公園局によるミッション66計画を事例に;育てる身体と感覚—『養蚕秘録』に見る人間と蚕の関係) 第2部 経験(非政治的な価値をめぐる政治性—広島と人道主義;十五年戦争と元・兵士の心的外傷—神奈川県の精神医療施設に入院した患者の戦後史;黒人運動の「外交」—全米黒人向上協会(NAACP)、国際連合と冷戦;アメリカ合衆国における中東平和アクティビズムの形成—一九六七年以降のアメリカ・フレンド奉仕社会のアラブ・イスラエル紛争への取り組みから;科学がうち消す被ばく者の「声」—マーシャル諸島核実験損害賠償問題をめぐって;記憶をうしなった「たったひとりの生きのこり」六歳スペイン少女のその後—マニラ戦スペイン総領事館襲撃事件(一九四五)) 第3部 方法—シンポジウム「大規模暴力の語り方—日仏学際対話の試み—」から(フランス・ドイツの歴史研究における「極東」への関心;行動の神経生物学と攻撃に関する個体群生物進化のいくつかのデータとそれが持つ意味について;トラウマを耕す—ドゥブリュ教授の報告への応答;暴力の表象と文学ジャンルの倫理—ジョナサン・リテル『慈しみの女神たち』からカタルシスのリベルタン批評へ;翻訳者の使命、あるいは虚構に倫理を見出すことの困難さについて—ダルモン教授の報告への応答;討論から—クロード・ドゥブリュ+宮地尚子+有田英也+ジャン=シャルル・ダルモン+シャンタル・メジェ)
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []