A new method of creating an A-V vascular shunt in the arm using an endoscopic techinique

2002 
内視鏡下の操作により上腕において有効な静脈表在化を行う内シャント作成の術式を考案した.約4cmの皮膚横切開を肘窩部と上腕約25cm中枢側に加え, この間の静脈を作成された皮下トンネルの中で内視鏡下に剥離する. 肘窩部切開創にて剥離した静脈の遠位端を結紮して切断し, 上腕中枢側トンネル出口より一旦引き抜き, 皮膚直下に新たなルートを作成して剥離静脈の表在化を行った. 動脈との吻合は肘窩部切開創内で型のごとく端側吻合で行った.今後症例を重ねての検討が必要ではあるが, 本法は低侵襲性, 美容上の利点, 術後早期から使用可能である点などから, 従来の方法に比べより有用であると考えた.
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