高速中性粒子入射加熱に伴なうJT-60 第1壁の工学的問題点(臨界プラズマ試験装置設計報告・71)

1979 
高速中性粒子入射(NBI)加熱に伴なう高速中性粒子衝突に起因するJT-60第1壁の問題点について検討し、第1壁強度の観点からNBI加熱系に必要とされるインタロック時間の評価やNBI加熱実験への制限条件の評価を行った。JT-60のモリブデンライナの許容使用条件を強度低下が無視出来る10%再結晶とした場合、次の事が明らかになった。NBI加熱系に必要とされるインタロック時間は、許容NBIビーム衝突回数を104回とすれば常温運転時には1.4sec、400circC運転時には0.5secである。又、プラズマ実験中のNBI突抜け損失によるモリブデンライナの再結晶は無視出来る程度である。今後、疲労を考慮した第1壁寿命評価および、リップル過失による高速中性粒子の副磁気リミタコイル近傍固定リミタへの衝突の評価が必要である。
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